知って安心!不動産広告の表記ルールQ&A 賃貸物件「基礎編」

賃貸物件の不動産広告には、不動産の公正競争規約に基づいた表記ルールがあります。
ここではお問い合わせを多数いただくポイントを、Q&A形式で解説いたします。

Q1
物件募集の広告を出したところ、見学者が来店した。「契約をするつもりなので週末まで待っていてほしい」と言われ部屋を仮押さえした。まだ正式に契約書を交わしていない場合のSUUMOへの掲載は?
Q2
築1年半経っているが、まだ誰も住んでおらず、とても綺麗なので「新築」と表記しても良い?
Q3
通常敷金1か月、ペット飼育の場合は敷金2か月という契約条件の場合、「ペット相談可・敷金1か月」とのみ記載しても良い?
Q4
入居にあたり、敷金・礼金とは別に「鍵交換代」や「室内クリーニング代」が発生するが、その場合の表記ルールは?
Q5
当該物件が「マンション」であるか、「アパート」であるか迷った場合は、どう判断すれば良い?
Q6
物件の募集に際して1か月間のキャンペーンを設定し、この期間中に契約していただいた方には、当初3か月間の賃料を通常の賃料より安くしたいと考えています。広告の表記はどうすれば良い?
Q7
物件の共用設備として駐車場(無料)はありますが、現在は「空きなし」の為、すぐに利用することが出来ない状態です。その場合の表記ルールは?
Q8
リフォームしたことを表記する場合のルールは?
Q9
建物が古すぎて、築年月が不明な物件を掲載する場合、“おおよその築年数”はどう判断すれば良い?
Q10
物件広告のキャッチに、「デザイナーズ、礼・敷0、ペット可物件等…なんでもご相談ください」等、店舗のアピールを表記しても良い?
Q11
定期借家の物件において必ず表記しなければいけないことは?

もっと不動産広告表記について知りたい方

公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会HPへ

(広告表記相談事例・公取協通信などがご確認いただけます)

現在SUUMOにご掲載いただいている不動産会社様へ

このコーナーでは「不動産の表示に関する公正競争規約に基づいた表記ルール」の説明をしています。
SUUMOでは、媒体の編集方針により、掲載可能な物件の条件があったり、その場合の表記方法を決めておりますので、SUUMOご掲載時にお願いしている表記方法とは異なるケースがございます。
詳細につきましては、お渡ししていますSUUMO参画基準・マニュアル等の冊子をご確認いただくか、弊社の貴社担当営業にお問い合わせください。

Q1

物件募集の広告を出したところ、見学者が来店した。「契約をするつもりなので週末まで待っていてほしい」と言われ部屋を仮押さえした。
まだ正式に契約書を交わしていない場合のSUUMOへの掲載は?

たとえ契約書を交わしていなくても、「この物件、借りたいです」とカスタマーが意思表示をし、不動産会社が「(仮でも)とっておきます」とした時点で申込済みとなりますので、SUUMOに掲載することは出来ません。
上記のような申込済み物件を掲載することは、「おとり広告」に該当するというのが公取協の見解です。 

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Q2

築1年半経っているが、まだ誰も住んでおらず、とても綺麗なので「新築」と表記しても良い?

公取協は『新築』について次のように定めています。

「新築とは…建築後1年未満であって、居住の用に供されたことがないものをいう」

したがって、「まだ1度も人が住んだことがない物件であっても」「建物の外観、内観ともに新築と同じくらいきれいであっても」『新築』表記をすることはできません。

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Q3

通常敷金1か月、ペット飼育の場合は敷金2か月という契約条件の場合、「ペット相談可・敷金1か月」とのみ記載しても良い?

「敷金1か月、ペット相談可」と表記し、実際はペット飼育の場合は敷金2か月にも関わらず、それを表記しないことは、不当表示に該当します。ペット相談可だけに限らず、楽器・喫煙者等の契約者の条件によって、敷金が通常契約と異なる場合には、必ず敷金の積み増し分を表記する必要があります。
上記を受け、SUUMO入稿システムでも「敷金積増」項目を設けているので、忘れずに表記をするようにしてください。

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Q4

入居にあたり、敷金・礼金とは別に「鍵交換代」や「室内クリーニング代」が発生するが、その場合の表記ルールは?

契約~初回契約終了までの間にカスタマーが支払う必要のある費用は、その費目と金額の記載が必要というのが公取協の見解です。
具体的には、敷金・礼金等の初期費用はもちろん、「鍵交換代」「室内クリーニング」「町内会費」等があります。

※もちろん、これらの支払いが任意である場合には記載の必要はありません。支払う事が必の場合のみ記載が必要です。

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Q5

当該物件が「マンション」であるか、「アパート」であるか迷った場合は、どう判断すれば良い?

『マンション』と『アパート』の違いについては、建物の構造で判断します。尚、不動産の公正競争規約では以下のように定めています。

『マンション』
鉄筋コンクリート造りその他堅固な建物であって、一棟の建物が、共用部分を除き、構造上、数個の部分に区画され、各部分がそれぞれ独立して居住の用に供されるものをいう。
『アパート』
マンション以外の建物であり、各住戸ごとに居住の用に供するために賃貸するものをいう。

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Q6

物件の募集に際して1か月間のキャンペーンを設定し、この期間中に契約していただいた方には、当初3か月間の賃料を通常の賃料より安くしたいと考えています。広告の表記はどうすれば良い?

契約期間中に賃料が変動する場合、契約期間中にカスタマーが支払うことになる賃料で、最も高い額を賃料欄に入力します。
公取協は「カスタマーが支払うことになる最も高い賃料を表示しなさい」と指導しています。
したがって、キャンペーンにより、賃料が一定期間安くなったりする場合、SUUMOに掲載する際は

項目賃料 5万円
備考欄 ○日までにご契約の方、当初3か月間賃料3万円

と入力をする必要があります。

例)家賃5万円。キャンペーンにより○日までに契約を行うと当初3か月は家賃3万円とする物件
例)家賃5万円。キャンペーンにより○日までに契約を行うと当初3か月は家賃3万円とする物件

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Q7

物件の共用設備として駐車場(無料)はありますが、現在は「空きなし」の為、すぐに利用することが出来ない状態です。
その場合の表記ルールは?

駐車場の項目欄にて「付無料」と表記できるのは、駐車場に残台数がある場合のみです。「空きなし」の場合、登録することはできません。
公取協は、「駐車場は残台数(=借主が利用できる台数)を広告誌面に記載しなさい」と指導しています。
現在「空きなし」にも関わらず項目欄にて「付無料」を選択してしまうことは、カスタマーが見たときに入居後無料で使える駐車場があるんだ!という誤認を与える可能性があります。
したがって、「空きなし」の場合は項目欄では何も選択せず、

(1)広告自体に何も表記しない。
(2)備考欄にて"駐車場設備あり。現在空きなし"と補足表記する。

のいづれかを選択するようにしてください。

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Q8

リフォームしたことを表記する場合のルールは?

リフォームした旨を広告に表記する場合、必ず、その時期&箇所の記載が必要です。(時期について、月がどうしてもわからないときは一番古い月である1月と表示してください)
リフォーム(リノベーション)をした旨を広告に表示するときは、リフォームの時期&リフォームした箇所を表示することが、不動産の公正競争規約で定められています。

表記例 H22.10月リフォーム済(床・キッチン・トイレ)

したがって、『内装リフォーム済み』『フルリフォーム』という表現は具体的な箇所が記載されていない為、NGです。お部屋全体をリフォームした場合でも、 必ず具体的な箇所を併記するようにしてください。

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Q9

建物が古すぎて、築年月が不明な物件を掲載する場合、“おおよその築年数”はどう判断すれば良い?

古い建物で登記簿等では建築年月が不明な場合、"おおよその築年月"の調べ方について公取協は次のように指導しています。

  • 市町村役場の資産税課等で固定資産課税台帳を閲覧して、そこに記載されている建築年月を記載する 。
  • それでも分からない場合は、売主や周辺住民からの聞き取り調査で少なくともいつ頃から建っていたかを確認する。

尚、リフォームやリノベーションを行った記録があるからといって、"築年月"が変わることはありません。もし、リフォームした日付を"築年月"とした場合は、

不動産の公正競争規約第23条-18号
建物の建築経過年数又は建築年月について、実際のものよりも経過年数が短い又は建築年月が新しいと誤認されるおそれのある表示

に該当してしまいます。注意しましょう。

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Q10

物件広告のキャッチに、「デザイナーズ、礼・敷0、ペット可物件等…なんでもご相談ください」等、店舗のアピールを表記しても良い?

他物件について少しでも言及することは、必要表示事項の表示がかけている広告として、不動産の公正競争規約違反になる恐れがあります。
キャッチや備考欄には、店舗アピールや他物件のことを書くのではなく、当該物件についてのアピールをするようにしてください。

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Q11

定期借家の物件において必ず表記しなければいけないことは?

定期借家に関して公取協は次のように定めています。

「定期借家賃貸借である場合には、その旨及びその期間を記載する。」

定期借家契約が、普通賃貸借契約と最も異なる部分は、契約の更新ができないところにあります。
「契約の更新ができない=契約終了後は、借主は退去しなければならない」ということです。
その為、広告の段階でそのことはきちんと表記する必要があると定められています。

(1)定期借家であることがわかる表記
(2)○年間、または、○年□月■日までの契約であることがわかる表記

(1)と(2)この2点どちらの表記も必要となります。忘れずに表記をしてください。

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