第3回 ファミリーに人気がなくても
シングル男性には人気の街も!?
~人気駅×お得な条件で4月入居を促進・2013年版住みたい街ランキング~
今回は、リクルート住まいカンパニーが3月8日にリリースした、最新の「住みたい街ランキング(関東・関西)」についてご紹介します。3月でお申し込みが入らなかった物件にいい処方箋になるかもしれないいのがこちらのランキング。人気駅なのにお申し込みが入らなかった物件についてはフリーレント・礼0敷0などの初期費用対策をされるケースも増えてくるのではないでしょうか?これは入居者にとっても非常に嬉しいこと。このランキングをバックデータに「人気駅でも借りやすくなった」という話はしやすいのではないでしょうか?
では、細かく結果を検証してみましょう。
※各グラフはクリックすると別ウィンドウで拡大表示されます。
関東で堂々の1位は住みたい街ではトップ常連の<吉祥寺>。平面に広がる街は交通利便・買い物利便・街並み・緑と多数の項目で好評価を得て、シングル・DINKS・ファミリー全カテゴリーで1位の栄誉に輝きました。また今年のデータで特徴的だったのが、恵比寿・目黒界隈だ。昨年と今年で少し調査手法を変えたので単純比較はできませんが、<恵比寿>は13位から2位へと大きく順位を上げています。コメントを見ると「街に活気が満ち溢れている」「セレブ感」「流行の発信基地」「交通利便性がとても高い」などが見られました。<代官山>がベスト30に入っていないことや<大宮>や<武蔵小杉>が上位に来ていることからも、交通利便性に対する優先度が上がっているように感じます。
では次に性別・家族構成別に見てみましょう。
このデータで特徴的だったのが、シングル男性の1位、新宿でした。総合ランキングでは7位でしたが、コメントをみると「縦横無尽の交通網に加え、夜も楽しめる」といったものが多く、3位に<池袋>、4位<秋葉原>、5位<中野>がランクインしている点から鑑みても、「交通利便×娯楽性の高さ」で選んでいる様子が伺えました。
もうひとつ面白い結果が得られたのが居住都道府県別ランキング。
東京都民はベスト10すべてが都内駅を選んでいたのに対し、埼玉県民は5駅を他都県から選んでいました。また千葉県民は上位5駅すべてが総武線、茨城県民はベスト10のうち6駅をつくばエクスプレスが占めるという県民特性のようなものも検証されました。
関西については<西宮北口>がシングル・DINKS・ファミリー・総合となんと4冠を達成。
気取りすぎない程度の洗練さ・駅の再開発などもあり、激戦の阪神間エリアで頭一つ抜けました。2位はなんと<梅田>。駅のリニュアルに加え、梅田北ヤードの再開発で住める駅に変貌しつつあるという要因に加え、文化施設・医療施設の充実を上げる声が目立ちました。またトップ10のすべてを阪急神戸線と地下鉄御堂筋線(北大阪急行含む)が占めているのも特徴です。
また関東ではシングルの男女で選ぶ駅が大きく異なりましたが、関西ではあまりその傾向は見られませんでした。シングル女性が天王寺5位、なんば6位と住環境や高級感よりも交通と買い物利便の高さを評価しているのは興味深い結果でした。
この住みたい街ランキング。部屋探しをお手伝いするシーンでの活用法を考えてみました。
1.地域に詳しくない方に、「一般的にはここが人気」という軸を提供することで絞り込みができて決めやすくなる 2.人気が高い割に家賃が安めの街は、そのお得感を伝えて絞り込みができる 3.人気駅でも家賃が安い。初期費用が安い。ちょっと●●がネックで決まらなかった物件なので●●を少し我慢できればお得感がある |
ぜひ3月末~4月にかけての商戦の最後に、決めきれない方への絞り込みツールとしてご活用いただければ幸いです。
データ出典:2013年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング関東版・関西版
(調査時期:2013年1月)
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